今回は、特別企画「× WowTalk!」をお伝えいたします。

2005年の結成依頼、埼玉県さいたま市の北浦和および東京を中心に活動し熱狂的なファンを抱えるロックバンド「the telephones」のドラマーとして活躍。

現在は「FINAL FRASH/Migimimi sleep tight」の中心メンバーとしてライブのほか、DJやイベントなども精力的に活動している松本誠治さんに独占インタビュー!

北浦和の音楽カルチャーに欠かせないライブハウス「北浦和KYARA」の店長である安藤天佑さん、音楽関連のイベントを主に担当している株式会社OTS プロモーション事業課の小石川 泰弘さん、そして今回の企画を実現するためのパイプ役としてキングソフト リテールパートナー Div.の近藤。この3名にも同席していただき、お話いただきました。

「音楽、北浦和、そしてITを活用したイノベーションの可能性」

▼北浦和KYARA様にご協力いただき、6月15日に実施した、WowTalkチャレンジ!の内容はこちらからご覧いただけます。
「【実録】WowTalk for Live ~ WowTalk × Music ~|Liveイベント回顧録」

WowTalk liveインタビュー

和やかにインタビューする3人(左から松本様、安藤様、小石川様)

 

【ライブハウスKYARAを中心に出逢った3人】

ーー本日は宜しくお願いします。松本さん、安藤さん、小石川さん、それぞれの間柄をおしえてください

松本ーータカト(安藤さん)は、KYARAの店長をはじめて5年目になるけど、地元でライブやイベントをしたい時に一緒にやっています。コイシ(小石川さん)は、まだ彼が学生の時にバンドを組んでいて、KYARAで出会ったんだけど、今は就職したのでイベンターとして今やりたいことに携わってくれています。

小石川ーー松本さんは、今でこそ一緒に仕事させてもらったりしていますけど、the telephonesの松本さんって言ったら先輩みんながコピーしていた神レベルですよ。それが、まさかの北浦和KYARAで出会って、初対面なのに車に乗せて送って家で遊ぶなんて(笑)タカトさんは、ライブハウスに気軽に来て良いんだよっていう雰囲気を僕たちに見せてくれた人ですね。

安藤ーー僕が店長就任の際に、ゴタゴタがあったんですが、一番つらかった時に一番支えてくれようとしてくれて、応援し続けてくれたのが誠治くんです。コイシは、バンドしていた時代から面白い話がいっぱいありますね(笑) 今は音楽に繋がる仕事をしているので一緒にやっている案件もあります。

 

【表現を色濃く共有し、分かち合える場所】

ーー今の北浦和の音楽シーンについて教えてください

松本ーー「シーン」と呼べるほど統一感はまだ無いですね。良いバンドはたくさんあるけど、リードする存在のバンドはまだ無いな、と。だから良いバンドを見つけて成長させるのがタカトの役目だと思っています。

ただ、「何かが起きている」感じはありますよ。フレッシュな循環が始まりつつあるというか、誰しもが奇跡待ちをしているわけではない感じがありますね。

正直、タカトが店長になる前はKYARA自体も停滞気味で元気がなかった時期もありましたが、今は音楽を楽しんでいこう!という環境が北浦和にも整ってきたきた部分はあると思います。ここからですね。

安藤ーーライブハウスを運営している側が考えているのはバンドの育成面です。バンドごとに音楽に対するスタンスも違うわけで、それを汲み取りながらそれぞれが楽しんで音楽を続けられる環境にしたいんです。ライブして、気持ちよかった!って言って貰えるような。

一ライブハウスが、バンドに代わって売り込んだり流通まではできないけど、彼らに自分たちでセルフマネジメントができるまでひきあげてあげたい。そして、その姿を見た誠治くんや既に活躍している先輩方のアンテナに引っかかってそこから広がればいいな、と。

近藤ーー僕も、昔バンドを組んでいまして、地元や北浦和でライブしていたのですが、ライブハウスと一口に言ってもそれぞれのカラーがあるんですね。KYARAの場合は、先輩バンドグループが若手のライブを見てくれたり、暖かいカラーなんですよ。

いまタカトさんが言ったとおり、良いバンドを引き上げて行くと言うコンセプトを明確に持っているのはKYARAくらいかな、と思っています。

安藤ーー売れているミュージシャンでも、始まりはライブハウスからです。

そういう意味でライブハウスって音楽シーンの中では「入り口」の存在なんじゃないかと。だからこそ、一番ちゃんとしなくてはいけないと言う思いがありますね。

松本ーーコトバにできない思いを表現した形が音楽であって、それを色濃く共有し、分かち合えるのがライブハウスですよね。人と出逢えるのも大きい。

最近は、好きなものを好き、嫌いなものを嫌いと言う風潮が悪く捉えられてしまっている気がします。確かに、自分が好きなものに共感できる者同士で集まれば心地いいかもしれませんが、嫌いなものにも触れて、受け入れて飲み込んでみる。っていう学びがあるのもライブハウスだと思います。

音楽だけではなく、出逢いによって人が人として成長できる場所なのではないかと。

Wowtalk liveインタビュー

左から松本様、安藤様

【もっと若い人は稼ぐことに貪欲でいいんです、夢見ていいと思うんです】

ーー将来的にKYARAがどういう存在になっていたいですか

小石川ーー正直、今のKYARAに満足しちゃってますね(笑)
町の定食屋みたいなイメージで、一人でもフラッと立ち寄れる。そんなスタンスが好きなんです。

ただ、さっき松本さんが言っていた音楽を通じた人との出逢いがある場所って、ライブハウスだけではなくクラブも同じだと思うんですよ、ある部分では。

でもクラブのほうがライブハウスよりもギミックを取り入れるのが上手いな、って印象はあります。

たとえば、SNSを使って毎日違うタグ付けや店頭POPを出して集客したり。インフルエンサーを使うのもクラブの方が圧倒的に上手い。

そういう意味では、ライブハウスはアングラなイメージしかなく、近づき難いのもわかります。閉塞的でルールが古く、自分たちのアピールするには乏しいな~と思います。

だから、ライブハウスにライブ情報の拡散力が備わったら最高ですよね。

松本ーー若い人がここに来ると何かが変わりそう・・・って可能性を感じるライブハウスになってほしいですね。

さっき、タカトが言っていたように、音楽産業が大きくなっていく「入り口」にしたいです。はっきり、お金の話を口にしていいと思うんですよ。音楽で稼げないから続けられないわけで、ライブハウスに来たら音楽がお金になるチャンスになると感じてもらえたらいいですよね。

もっと若い人は稼ぐことに貪欲でいいんです、夢見ていいと思うんです。何億稼ぐ人がたくさん出てきて欲しいと思っていますね。

安藤ーーシメは僕ですか(笑)

将来・・・って正直考えるの苦手です(笑) 今のスタイルを作ったのは決して僕だけではないし、偏ったことはできないけど、みんなが持ちよったエッセンスを共有して大きく膨らませていきたいって言うのはありますね。

今二人が言っていただいた意見を取り入れることが仕事なのかな、と。

ライブハウスが何かを体現するっていうよりも、バンドやアーティストが必要としていることを感じて、支援するような場所にしたいですね。
・・・・将来像はわかりません!が、やるべきことはわかった気がします(笑) 続けて行くことですね。

 

【フェスを開催することで地域創生、活性化へ】

ーー今の音楽業界をどう捉えていますか、また松本さんの夢やチャレンジ構想をおしえてください

松本ーー業界というと大きすぎてしまう気がしますが、今の若い子はTwitterを使って売り込んだり、MusicVideoも自分たちで撮ったり。ローコストでシェアを広げて行く術は賢いな、今の時代らしいな、と思います。

ですが、その分、思考や活動がミニマムになってきてしまっている印象があるんです。

音楽をスタートするハードルが低くなっているのは良いと思うんですが、規格外な、イノベーティブな発想ができる刺激的な人が少なくなっているのでは、と感じます。長く続けて行くというスタンスで小さくまとまっているように見えるので、もっと大きくチャレンジしてほしいなと。

なので、今までの僕のキャリアを踏まえ、バンドやアーティストが音楽に対して思い切りチャレンジできる場を作りたいと考えています。めちゃくちゃな努力をしているアーティストを引っ張りあげ、そこまでやっている人なら勝てる、負けないという人が立てるステージを企画しています。

これは自分自身のチャレンジでもありますが、自分が育った地元「北浦和」でフェスを開催し、注目してもらいたいです。「身内の祭り」で収まっているようではシーンといえない、単なるコミュニティです。

イベントを開催することで、外部や周りから「ここにくれば面白い」と思って注目してもらえる町にしたい。北浦和の音楽シーンと名乗れるのはそこからだと思います。

「事件的なレベル」で「大きく尖って」やらないと誰も北浦和を見てくれないと思っているので(笑) 宮城のARABAKI ROCK FESTみたいに地域に密接していて、且つ見た人が「ん?なんだこれは!?」っていう衝撃的な出逢いがうまれる。そんな音楽フェスを仕掛けたいです。

音楽とアーティストが気持ちよく発信できる場所が北浦和発であったら嬉しいです。いろんなジャンルの音楽が集まる町だから、可能性がたくさんあると感じています。

そして、来てくれた人が町に呑みに行ったりして、フェスだけではなく町にお金を落としてくれて地元が活性化することこそ価値があると思っています。

とはいえ、まずは、ライブハウスの活動が起点に無ければフェスの開催には繋がらないので。音楽がお金を生み出す、もう一度この正しい順序を見直したいと思っています。

こういったチャレンジや夢、構想の話って中々発信できないので、今回のように、キングソフトとタッグを組むことで、情報の発信力に期待しています。

こういう機会も普通はないので、クローズアップしてくれていることに感謝しています。今後地元を起点にしつつ、活動を広げて行く中で協力してくださる会社が必要だと思っています。

 

Wowtalk Liveインタビュー

左から弊社近藤、松本様

【ライブ前からライブ後まで楽しめるツール】

ーー今回、「WowTalk」をライブハウスの運営に活用できないか、ということで松本さん、安藤さんに実証実験のご協力いただきましたが、実際クローズドSNSアプリ「WowTalk」を使ってみていかがでしたか

安藤ーーライブに来てくれるお客さんとアーティストをSNSコミュニティで繋ぐ、そして今までアナログでやっていた紙のチケットの代替として「WowTalk」を利用する。という企画や構想自体はとても面白いと感じています。
(※チケットレス:入場時にWowTalkログイン後の画面を見せることでチケット購入者とみなす運用を実施)

チケットレスという部分よりも、情報共有やコミュニケーションを通じて「ライブ前からライブ後まで楽しめる」という方に魅力を感じています。

ライブって、演奏直前の電気が消えて暗くなった瞬間の高揚感やワクワク感がたまらなく盛り上がるんです。その直前の楽しみをファン同士で共有できるのは意味がありますよね。

「WowTalk」は管理者側でユーザーを限定できるSNSなので、不特定多数の人に広げて行くだけのSNSツールとは一線を画しています。

必要としている人に濃い情報を届けるコンセプトは面白いですね。ライブハウスでは、フード出展もしているので、WowTalkのタイムライン上でのメニューの事前告知など、応用次第では可能性がたくさんあると感じます。

 

【最後にひとこと】
松本ーーフェスの開催、ひいては地域活性化のためにも、大切なことは守りつつ、ライブハウスの在り方にイノベーションを起こすべきとも思っています。

今回、その取り組みのひとつとしてチャットツール「WowTalk」を実証実験で利用しました。

新しいことにチャレンジし、新しい価値を生み出していく、という企画のコンセプトに共鳴し合えたので、次回はより一層ユーザーやアーティストを巻き込んだセンセーショナルな体験をしてもらえるよう準備していきたいですね。

 

まとめ

北浦和の音楽を通じて、地域活性化につなげていきたい松本さんの想いを伺うことができました。

「WowTalk」を取り入れることで、今まで無かった形でユーザーやアーティストを繋いでいき、ここでしかできない価値ある体験を生み出していただきたいです。

次回、8月10日に開催されるライブでも「WowTalk」を取り入れることが決定していますので、どうぞご期待ください!!