国内で1,000社以上に利用されているビジネスチャット・社内SNS「WowTalk(ワウトーク)」

WowTalkに関わる社員にこれまでの半生をインタビュー!栄えある第一回目は、WowTalk事業部 開発責任者の陳奕(ちん・えき)さん。陳さんに開発にいたる経緯とサービスへの想いを聞いてきました。

 

開発者としての歩み

大学在学中に好きだったコンピュータ開発について学びました。就職活動中、たまたま大手日経企業が中国で新卒エンジニアを募集していて、ドラゴンボールやスラムダンクなどのアニメやドラマなど、日本のカルチャーが好きだったので迷わず入社しました(笑)。

しかし、いざ来日し入社してみると新入社員に与えられる業務は開発以外のことばかりで。まさに理想と現実が違った感じですね。早く開発者として仕事がしたい一心で、入社3ヶ月で転職してしまいました(笑)今思うと、辞めずに続けていたら今とはまた違った経験や知識も得ていたかも知れませんが、後悔はしていないです。

その後、テレビとインターネットをつなぐブラウザソフト=テレビセットボックスの開発をしているベンチャー企業で二年間働きました。今では考えられないですが、音楽をかけてウイスキーを飲みながら仕事をした事もありましたね。サービスも順調で多国籍なエンジニアから多くの刺激をもらえる環境で働き、良い経験になりました。

 

はじめてのチャレンジ いま社会に何が必要か

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それから縁あって2006年、26歳のときに起業することになりました。オフショア開発を中心とした事業を展開していましたがリーマンショックの後、もろに打撃を受け、やむなく閉じることに。
その後、再度転機が訪れました。東日本大震災です。

当時、企業に属しスマートフォンアプリの開発を手がけていましたが、まだ市場はそれほど大きくなくて、ソーシャルアプリはViberやfacebookなどが主流でした。メールや電話意外で気軽にコミュニケーションの取れるツールがあればいいなと考え、構想を膨らませていたところに東日本大震災がおこりました。
私も日本にいましたし、多くの友人と連絡がとりにくく、このときにコミュニケーションツールの必要性を実感しましたね。
震災の翌日には決心して当時働いていた役員のサポートを受ける形で再度独立し、SNSアプリ「WowTalk」を完成させました。「WowTalk」の名前の由来ですが、ユーザーがびっくりするような体験=Wow!という反応をさせ、笑顔にしたいという意味をこめて名づけました。

 

ビジネス向けサービスにシフト

サービスローンチ当初は、数ヶ月で数十万のユーザーを獲得し、市場のコミュニケーションに対するニーズとマッチしていると確信しました。しかし、課金部分ではうまくいかず、サービスを続けるか悩むことに。

結局、ビジネス向けのサービスにシフトし再スタートをきりました。2013年7月に「WowTalk for Business」をローンチ。コンセプトをビジネスチャット・社内SNSと定め日本の企業にとって必要な機能などの洗い出しや見直しを行いました。

ビジネス向けとして再出発。展示会にも出展。

ビジネス向けとして再出発。展示会にも出展。

初期開発チームと

初期開発チームと

 

こだわりの機能「社員リスト」

2014年3月にキングソフトとパートナーになり開発体制を強化しました。企業組織の中にプロジェクトがあることで、当初は思ったように開発を進めることが出来ず苦労しましたが、現在は「WowTalk事業部」として事業化したことで、描いていたような開発体制にようやく整えることができました。
キングソフトで昨年新卒入社したエンジニアも自ら手をあげ事業部にきてくれ、頼もしいですしとても感謝していますね。

WowTalkの機能で特にこだわったのは社員リスト」です。
特に日本の企業では、所属する課や部署、チームなど階層型に細かく分類されているケースが多いです。そこに目をつけ、中小企業はもちろん大手企業でも視覚的に見やすくするため「組織ツリー形式」で表示しました。

たとえば、部署はわかるけど顔や名前はわからないとか、逆に顔と名前はわかるけど、部署がわからないなどの事案がありませんか?そこで、組織ツリー(階層型)で表示することによって、すぐにコンタクトを取りたい相手を見つけることができるんです。
名前で検索できるのは当たり前として、会社で使うことを考えたときに絶対に必要な機能だと思い、こだわって開発しました。

震災のときの経験から「WowTalk」の構想がうまれた

震災のときの経験から「WowTalk」の構想がうまれた

 

これからの「WowTalk」

WowTalkはまだまだこれから成長していけると思います。
チャット機能に限らず”コミュニケーションプラットフォーム”として国内1位を勝ち取りたいですね。

WowTalkは、チャットだけではなく、先ほどお話した「社員リスト」や「タイムライン」も実装されていて会社のコミュニケーションを包括する機能がそろったサービスだと考えています。今後、7月には業務効率をあげるために便利な「タスク管理」機能も追加される予定ですので、より一層業務に不可欠なサービスになると確信しています。

また、今後の展望として「AI(Artificial Intelligence:人工知能)」や「IoT(Internet of Things:モノのインターネット)」を活用しビジネスチャットの可能性を広げたいです。たとえば、先日行われたマイクロソフトの技術カンファレンス「de:code 2016」でも発表した『WowTalk bot』なんかは、その取り組みのひとつです。
企業内のあらゆるサービス(オフィスファイル検索、メール送受信など)をbotの形で「WowTalk」に集約したいと考えています。日本の会社にとってなければ困るような、インフラ的な存在のサービスに、ユーザーの皆さんの声をもとに育てていきたいと思っています。

さいごに、開発責任者としては「WowTalk」が職場の人とつながる架け橋になれば本当に嬉しいですね。

 

陳奕(ちん・えき)
中国広東省生まれ、35歳。
学生時代、パソコンゲームに初めて触れて夢中になったことから、コンピューターについて学びたいという気持ちを持つ。名門・北京大学へ入学が決まっていたが、反対する親を説得し、開発を学べる南京大学 コンピュータサイエンス学部へ入学。卒業後、日系企業のエンジニアとして来日。
現在は、WowTalk事業部 開発責任者として従事。開発拠点のある日本と中国を往復する生活のなか、趣味のギターを独学で特訓中!

 

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