【飲食業向け】パート・アルバイトとのSNSコミュニケーションのセキュリティリスクとは?
近年、パートやアルバイトスタッフとの業務連絡に個人SNSが広く利用されています。しかし、企業でアカウント管理がされていない個人SNSの業務利用は、誤送信や不正行為、アカウント乗っ取りによるなりすまし被害などさまざまなリスクが潜んでいます。
このようなリスクに対処するためには、適切なセキュリティ対策の実施やスタッフのセキュリティ意識を高めるための取り組みをおこなうことが必要です。
本記事では、パート・アルバイトスタッフとの業務連絡に個人SNSを利用することの4つのリスクとその対策についてご紹介します。企業価値を守り、安心安全にコミュニケーションを取りたいと考えている経営者の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
パート・アルバイトとの業務連絡に使われがちな個人SNS
パート・アルバイトとの業務連絡によく使われる個人SNSですが、その理由はいくつかあります。
まず第一に、個人SNSは一般的に無料で利用できるためコスト負担がかからない点が挙げられます。企業が導入するコミュニケーションツールは、費用がかかる場合があり、その負担を軽減するために従業員が個人SNSを利用することがあるでしょう。
また、利用者が多く使い慣れているため、コミュニケーションの手段としての敷居が低い点も理由の一つです。特に若い世代では、SNSを日常的なコミュニケーション手段として捉えており、仕事の連絡も同様におこなうことが自然となっています。
さらに、リアルタイムでのやり取りが可能であり、急な連絡や緊急の情報共有に適しています。メッセージや投稿が即座に相手に届くため、迅速なコミュニケーションが求められる業務環境では重宝されるでしょう。
一方、個人SNSを業務連絡に使用する際には注意が必要です。情報漏えいのリスクやプライバシーの侵害など、さまざまな問題が発生する可能性があります。そのため、企業側はスタッフとのコミュニケーション手段については慎重に考える必要があり、適切なルールを設定し、スタッフに適切な利用方法を周知する必要があります。
個人SNSの業務利用には“4つのリスク”が考えられる
個人SNSの業務利用に潜む“4つのリスク”について解説していきます。
1.友人や家族への誤送信
1つ目は、友人や家族への誤送信のリスクです。個人SNSは本来プライベートな情報を共有するためのもののため、業務連絡に使用することで誤って機密情報が外部に漏れる可能性があります。機密性の高い情報を扱う際には、送信先を十分に確認し、企業秘密や個人情報の保護に注意する必要があります。
2.不正行為(情報の持ち出し等)を検知できない
2つ目は、不正行為(情報の持ち出し等)を検知できないリスクです。個人SNSは個人利用を前提としているためセキュリティ対策においては不十分と言われています。企業でアカウントを管理できないため、ログも残らず、退職者が機密情報を持ち出しても検知することができません。情報漏えいや競合他社への情報流出の危険性も高まります。企業はスタッフに適切なガイドラインを提供し、業務利用と個人利用の区別を明確にすることでリスクを最小限に抑えることができます。
3.退職者の情報管理ができない
3つ目は、退職者の情報管理ができないリスクです。悪意の有無に関わらず退職者が個人アカウントに企業情報を持ち出す可能性があり、知らず知らずのうちに情報流出が発生する恐れがあります。企業は退職時のセキュリティーポリシーを周知させる他、企業でアカウント管理ができるコミュニケーションツールで退職者の情報を完全に削除するなど対策を講じる必要があります。
4.アカウント乗っ取りによる“なりすまし被害”
4つ目は、アカウント乗っ取りによる“なりすまし被害”のリスクです。悪意のある第三者がアカウントを乗っ取り、スタッフや顧客になりすまして情報を操作したり詐欺行為をおこなったりする可能性があります。これにより、企業や個人の信頼性が損なわれるだけでなく、機密情報の流出や組織の評判悪化に繋がる恐れがあります。企業は安全で効果的なコミュニケーションツールを選択し、セキュリティ意識を高めることが重要です。
法人用チャットツール「WowTalk」で安心・安全なコミュニケーション環境を実現
ビジネスチャット・社内SNS「WowTalk」は、法人用に開発されたチャットコミュニケーションツールです。
誰でも使いやすい「シンプルな操作性」が特徴で、ITが苦手な方でも直感的に操作方法を理解できます。そのため、“導入教育なし”で現場に利用を浸透させることが可能です。
その他の主な特徴としては、「セキュリティが強固」が挙げられます。ここからはセキュリティポイントを3つご紹介します。
セキュリティポイント①インフラにAWSを採用
1つ目が、国内データセンターにAmazon Web Service(以降、「AWS」)のサーバーを利用している点です。AWSは、ナスダックやNASAをはじめとする大企業や官公庁などでも採用されている、国際的に見ても信頼性が高いサービスです。WowTalkは、このAWSをサーバーのデータセンターとして利用することで、高いセキュリティ水準を維持しています。
セキュリティポイント②コミュニケーション範囲の調整
2つ目が、コミュニケーション範囲の調整が可能な点です。WowTalk独自の「パーティション機能」により、メンバー同士でコミュニケーションを図る上でその範囲を管理者側から制限することができます。役職や店舗、その他セキュリティ上の都合で「(トーク可能な範囲を)分ける」必要がでてくる場合も考えられます。このような場合、パーティション機能を用いることで機密情報の漏えいや情報の不正利用などへの対策を実現します。
セキュリティポイント③ユーザーごとの機能カスタマイズ
3つ目のポイントは、ユーザーごとの機能カスタマイズができる点です。たとえば、「部長職以上は自動的にグループを作成できないようにする」など、管理者が必要とする機能を柔軟にカスタマイズできます。これにより、先ほど紹介したパーティション機能と組み合わせることで、より強固なセキュリティ環境を構築することができます。
WowTalkは他にも、セキュリティを保つための機能を豊富に備えています。法人向けのビジネスチャットで、パート・アルバイトスタッフとの安心安全なコミュニケーション環境を構築しませんか。
※ワウテック株式会社は2023年9月1日にグループ会社であるキングソフト株式会社と合併いたしました。