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改めて知りたいChatGPT!ネオス株式会社インタビュー

公開日:2023.12.21 更新日:2023.12.25

近年、ChatGPTというワードを耳にする機会も多いかと思います。ChatGPTはOpenAIが2022年に公開した大規模言語モデルに基づいた人工知能チャットボットです。

今回は、ChatGPTのアルゴリズムを利用した「OfficeBOT」を提供しているネオス株式会社 菊池 様に改めて知りたいChatGPTの基本からその安全性、ビジネスチャットへどのように活かせるかをインタビューさせていただきました!

改めてChatGPTについて教えてください

ChatGPTに関するインタビューに応じてくださるネオス株式会社の菊池様

― ネオス株式会社 菊池 様(以下、ネオス 菊池 様)

ChatGPT※を一言で例えると「チャットボットの脳みそ」です。そのエンジンが大規模言語モデルのChatGPTであり、過去に類をみない程優秀なのが特徴です。言葉を時系列に紡いでいき、どんな言葉を繋ぐと人間が考えたような自然な回答になるのかということを学習し、言葉を作っています。従来ですと、数十や数百といった学習データを用意する必要がありましたが、ChatGPTは学習データが不要であり、公開されているWEBページなどを参照して言われたことをそのまま実行することができます。

※Chat Generative Pre-trained Transformerの略

ChatGPTって本当に安全ですか?

― ネオス 菊池 様

どのサービスにも言えることですが、利用者のリテラシーによる部分が大きく、例えばChatGPTであれば機密性の高い情報を交えて質問しないということが前提にあると思います。

ChatGPTはデフォルトでは質問した内容が学習データとして、モデルのブラッシュアップに利用されるため、それを防ぐためには必ずオプトアウトが必要になってきます。

また、現状のChatGPTが「最もらしい言葉を返す」ということが根底にあり、事実に即しているかどうか必ずファクトチェックが必要です。

今後は、よりハルシネーション※のリスクを削減し、誤った情報を極力排除するという仕組みが作られる予定であり、テキストデータだけでなく画像データも認識できるようになるため、より詳細で正しい情報がGPTから得られるようになっていきます。

※AIが事実に基づかない、事実とは異なる内容や、文脈と無関係な内容情報をあたかもそうであるかのように生成すること

今後、ChatGPT・AIに仕事を奪われる未来!?

― ネオス 菊池 様

結論から申し上げると「No」です。仕事が奪われる、なくなるというよりはタスクが減ると考えた方がいいです。ChatGPTへの指示としては、「役割・状況を与える」「具体的な指示を与える」「材料を与える」という設計書を作ることが必要になります。これらの上流工程の定義付けさえできれば、下流工程の作業をChatGPTが代替できるようになります。あくまで、先程お伝えした人力での設計書の作成は必要になるので、奪うというよりはユーザビリティがあがる、仕事のクオリティが上がるという意味の方が正しいです。

ビジネスチャット × ChatGPTの親和性

― ネオス 菊池 様

ビジネスチャットであれば、より「誰かに聞く」という感覚でChatGPTを使うことができるため、1つのエージェント的な存在になると思います。どうしてもHPやWEB上でのチャットは機械感が強くなってしまいますが、ビジネスチャットの場合はアカウントとして存在していて、名前や画像を設定することで親近感をわいて利用促進に繋げることができます。また、どこの企業もライフラインとしてビジネスチャットを使っていると思うので、日常のコミュニケーションの延長で活用できると感じています。

今後、私たちの働き方にChatGPTがどのような可能性を持っているのか益々気になります。

WowTalkとネオス株式会社が提供するサービスを連携した「AI WowTalkアシスタント」「AI Officeアシスタント ※GPT対応」はこちらのページでご紹介しています。

ネオス株式会社とのサービス連携によるChatGPTを活用したWowTalkのAIサービス「AI Officeアシスタント」
https://www.wowtalk.jp/functions.html#nav08

※ワウテック株式会社は2023年9月1日にグループ会社であるキングソフト株式会社と合併いたしました。

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