ワウテック株式会社(以下、「ワウテック」)では、2018年8月1日より”ビジネスチャット” “ビジネスの新しい働き方”を提唱するエヴァンジェリストとして、複業研究家/働き方改革コンサルタントの西村創一朗氏が就任しました。

そこで、今回は特別企画と称し、エヴァンジェリスト西村氏と弊社の代表取締役 瀬沼悠が「ビジネスチャットで生まれる新しいワークスタイル」をテーマに対談を実施しました。

前編・後編と二部構成でお届けいたします!

 

◆「働き方を変えたい」西村創一朗氏とワウテックに共通する問題意識

 

ビジネスチャットを通じて働き方を変える

― ワウテック株式会社 代表取締役 瀬沼悠(以下、「ワウテック 瀬沼」)

本日は、よろしくお願いいたします。この対談では、西村さんと私たちワウテックがなぜ一緒に取り組むのか、今後何をやっていきたいのかを、「ビジネスチャットがもたらす働き方」という視点からお話させていただければと思います。
― エヴァンジェリスト西村創一朗氏(以下、「西村氏」)

8月にエヴァンジェリストとしてご一緒させていただいたわけですが、まずはその経緯と一緒にどのような取り組みをしていくのか、という点についてですね。
― ワウテック 瀬沼

そのとおりです。まずは、この取り組みが始まったキッカケについてですね。

もともと、WowTalk(ワウトーク)はキングソフト株式会社の事業の1つだったんです。その時は、ユーザー数をいかに増やすかのような経営的な指標を追うことがほとんどでした。

2017年4月にキングソフトから分社化して、改めてワウテックとしてWowTalkを提供する際、アイデンティティをもう一度定義しようと。社内のメンバーと議論を重ねて行き着いたのが「働き方を変えたい」というものでした。

僕らは毎日WowTalkを使っていて、どれだけ働き方に影響を与えるのかよくわかっています。このアイデンティティを世の中に広めたいと思っています。
― 西村氏

私も「働き方を変えたい」という点については同じ想いですし、その中でビジネスチャットの重要性というのは重々承知です。
― ワウテック 瀬沼

西村さんは「複業」というアプローチで働き方を変えようとされていますよね。

「副」という言葉ではなく、「複」の複業を推進されていて、そこにものすごく共感しました。僕らは、ビジネスチャットによって無駄をなくすことを提案し、西村さんが掲げる複業は「新しいことができる」ようになります。自分の可能性をそこに費やしていってほしいと考えています。

 

現代人は様々な制約の中で働いている

― 西村氏

はい、ありがとうございます。お声がけ頂く以前から、僕は「複業研究家」っていうことを一端の肩書としてやってはいます。「複業」という行為自体は、僕が実現したいことの手段の1つです。複業を通して、本質的に働き方を変える、働く目的を変えることをしたいんです。

働く目的が単に「お金を稼ぐ」という事だけではなくて、自分の「ライフミッションを達成しながら社会をより良く変えていく」っていうのが、本来あるべき働く目的だと思っているんですよね。

でも、今の日本はそうではありません。

何故ならば、「決められた時間」「決められた場所」「決められた仲間」のように、大きな制約を持って働かざるを得ないからです。そういった状況では、働く目的を持てずに、結果的に自分を押し殺し、給料を得るための労働になってしまう。

「複業」は、好きなことや得意なことを会社の外で始め、氷漬けにされてしまった自分を開放していく手段だと思ってるんです。本質的には会社そのものも働き方を変えていく。そして、会社と個人がそれぞれ良い関係を築き、最大の成果を上げることで企業・上司・自分自身の三方良しの働き方を実現できればと思います。

そのためにはオンラインコミュニケーションは欠かせません。ビジネスチャットは、無くてはならないツールだと確信を得ているんです。

例えば、メールからチャットへ移行する際、最初は社内で抵抗があるものの「始めてみたらチャットの方が快適」というお話を企業様から聞くことがあります。結果的にチームワークも高まり、生産性も上がった現場も見てきました。

チャットに対する誤解や偏見がまだ存在するため、ビジネスチャットを通じて働き方を変えていく事の本質を伝えていかないと思っていました。そんな中、ワウテックさんから「ビジネスチャットを活用して、働き方を変えていくという発信を一緒にしませんか?」というお誘いがあり、引き受けさせて頂きました。

 

◆ビジネスチャットと新しい働き方の関係とは?

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チャットは既存のコミュニケーションの穴を埋める

― ワウテック 瀬沼

西村さん自身の活動の中で、ビジネスチャットはどういった位置づけになるのでしょうか?
― 西村氏

僕自身が、働き方改革を進めるにあたっては無くてはならないツールです。使ったほうがいいではなく、使わない理由はないと考えています。

これまでのコミュニケーション方法って、大きく分けて3種類しかありませんでしたよね。対面のコミュニケーションとメール、電話です。どれも「帯に短し襷に長し」だし、どれかに偏ると柔軟性が失われます。

「台風が来たり、大雪が降った時、ミーティングがあるから出社しなければならない」という状況って、どれだけ消耗するかと考えれば問題は明らかですよね。電話でやろうとすれば、基本的には1対1のコミュニケーションしかできません。

こういった状況において、対面のコミュニケーションはToo muchだし、電話では出来ないことがある。ビジネスチャットがあれば、Web会議ができます。

コミュニケーションの穴を埋めるのが、ビジネスチャットなんですよね。ツールを導入することで、無駄な会議を減らせます。あるいは、ビジネスメールだと文中に「起承転結」のようなストーリーが必要です。パッと思い浮かんでから実際に伝えるまでのリードタイムが長くなるんですよ。

チャットだったら、「ちょっといいですか」みたいに、書きながら発信し、発信しながら考えられる。アイデアをひらめいてから伝えるまでのリードタイムがチャットによって限りなくゼロにできる。これが僕はチャットツールの一番の醍醐味だと思っています。

働き方改革はコミュニケーション改革だと思っているので、ビジネスチャットは無くてはならないツールだと思います。
― ワウテック 瀬沼

メールのコミュニケーションは、かしこまってしまいますよね。同じテキストコミュニケーションでも、メールとビジネスチャットの違いって、感情とか心の声が表に出るところですよね。
― 西村氏

そうなんですよ。それが良いところなんです。「えーっと、うまく言えないのですが……」みたいなこともチャットであれば気軽に書けますからね。

メールでコミュニケーションでは、ペルソナ(仮面)を被ってるんで、なかなか本音でのやり取りはできません。
― ワウテック 瀬沼

ビジネス上の契約など形式が決まっていて、ビジネス上の配慮が必要になる場面でメールは有効ですね。

スマートフォンが普及し、チャットが広まっていったことで「メールも電話もいらない」という意見もありますよね。

 

メールや電話が無くなる時代は来る?

― 西村氏

極論ですが、IT業界では「電話をかけてくるやつとは仕事をしない」みたいな論調もあったりしますね(笑)
― ワウテック 瀬沼

そうなんです。でも、世の中には色々な業種がある中で、電話や対面、メールでのコミュニケーションを無くしていくのは実質不可能だと思っています。

いまだに僕らも業務の最後の確認で使うツールは電話ですよね。現状のビジネスチャットを取り巻く環境は、積極的な会社だけが取り入れている形です。

例えば、会社設立時って、まずは電話を引き、メールを設定し、Webサイト用のドメインを取得しますよね。ただ今後は、そこにビジネスチャットも取り入れるべきだと思うんです。

特定のツールに限定せず、使い分けを広めていく、理解してもらう事でビジネスチャットの可能性はもっと広がっていくはずです。でも、「まだまだメールから置き換えられないよ」といった意見も頂いたりするのは課題だなと思っています。
― 西村氏

最終的には置き換えられる時代が来るかなと思うのですが、今後2~3年くらいは掛かるかもしれませんね。

僕はクライアントとのやり取りですら、原則メールでのやり取りではなく、オンラインチャットツールでお願いします、と言っているんです。仕事上どうしてもメールで連絡をしなければいけないという時は、「1日数回しかメールは見られないのでご理解ください」と伝えています。

基本的には、チャットアプリやビジネスチャットを使ったやり取りのみです。理由は先にお話したように、メールだとコミュニケーションのスピードが落ちますし、本音のやり取りができないからです。

なので企業とクライアントという関係性でもビジネスチャットを利用できる環境ができれば良いと思っています。
― ワウテック 瀬沼

現状では、「ビジネスチャット or メール」というケースが多く、なぜかチャットを入れるか入れないかという話に最終的になってしまいます。

でも、基本的なコミュニケーションはチャットを使い、契約書や大きいデータのやり取りにメールを使うなど、使い分けができれば円滑にコミュニケーションを取れるんですよね。

 

◆ビジネスチャットを導入することで得られるメリット

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コミュニケーションが増えビジネスのスピード感が向上する

― 西村氏

ワウテックは分社化した時、9名のメンバーでスタートしたんですよね?
― ワウテック 瀬沼

はい。当初は開発・営業が中心で、全部で9名でした。
― 西村氏

それが、現在では30名まで増えてきているんですよね。その中で、実際にWowTalkというビジネスチャットを利用していて、どういった変化がありましたか?
― ワウテック 瀬沼

ビジネスチャットを全社導入して変わったことは沢山あるのですが、最も大きい変化が情報伝達のスピードですね。明らかにスピード感を持ってコミュニケーションできるようになりました。

西村さんは1日数回しかメールの確認はしないとのことですが、僕も、メールを返す回数は1日あたり1~2回程度です。つまり、メールに限定してしまうとそのタイミングでしかコミュニケーションが取れないんです。

何が起こるかというと、ビジネスがどんどん遅くなるんですよね。周りと比べて相対で考えた時になんでうちの会社は遅いの?となってしまう。
― 西村氏

意思決定スピードが落ちてしまいますよね。
― ワウテック 瀬沼

メールだけの場合、「簡単なことは自分で判断していいよ」とか、「この案件対応できる人いる?」という確認だけで1日かかってしまいます。でも、ビジネスチャットで意思決定をしたり、コミュニケーションの往復が頻繁に出来るようになった結果、極端な話だと1ヶ月分の仕事が1日で終わったこともあります。
― 西村氏

すごい!生産性が30倍になっているわけですね。
― ワウテック 瀬沼

そのスピード感が最も大きな点ですね。あと、コミュニケーションに差が無くなりました。組織が大きくなるにつれて、役職に応じた階層ができますよね。すると、コミュニケーションの取り方が難しくなります。
― 西村氏

立場の差によってコミュニケーションに差があったのが、One to Oneで気軽に連絡を取れるからこそ差が縮まったということですね。
― ワウテック 瀬沼

はい。現場の意見もすぐに取り入れられるようになりました。そこがビジネスチャットで解決できる大きい部分です。

コミュニケーションは承認欲求で生まれる部分もあるのかなと思っています。それを対面でやっていくというのは限界があるんです。

 

無駄な会議を大幅削減

― 西村氏

対面で会うとなると、30分はかけないといけない気がしますよね。5秒で「じゃあ」とはならないですよね。
― ワウテック 瀬沼

はい。会議があるからと、出先から会社に戻らなきゃいけないとか、そういった無駄をチャットで解決できるんです。WowTalkを使えば空いた時間にちょっとミーティングみたいな形式でコミュニケーション取れるので、本当に無駄がなくなった。

簡単な確認事項であればテキストチャットで。音声が大事だというのであれば同時通話で。

どうしても対面で会わなければいけなという場面もあるとは思いますが、電話で密にコミュニケーションをとったほうがお互いの理解が深まることもあります。そこにビジネスチャットの魅力があると思います。
― 西村氏

ざっくりで構わないですが、週あたりどのくらいの会議の時間が削減できましたか?
― ワウテック 瀬沼

だいたい3分の1くらいにはなったと思いますね。

昔は、社内外のミーティング合わせて週の5営業日、月曜日から金曜日までに何らかの会議が必ず入っていたんですよ。でもビジネスチャットを使うようになって、今は月曜日以外会議をしないんです。
― 西村氏

すばらしい!会議フリーなんですね。
― ワウテック 瀬沼

どうしても突発的に会議しなければいけないという時はオープンスペースで15分、10分、5分、という単位で時間を詰めていくんです。

今までだったら、必ず1時間で区切って皆が集まって、顔を突き合わせて、ミーティングしていました。でも、そんな時間はもういらないのではないかと思います。まず時間を区切るということですね。チャットなら議題が済めばそれで終わりなんで、無駄に長居する必要がありません。実質、リアルで会う時間でいうと3分の1どころの削減ではないかもしれませんね。

 

◆ビジネスチャットは働き方をどのように変えるのか

 

コミュニケーションを気軽に、そして深く取れる

― 西村氏

10分の1くらいかもしれないですね。月曜日以外にも、火水木金、毎日2コマずつあったとして、それが月曜日だけの1回になったわけですから。

ちなみに、ビジネスチャットで解決できる課題はどこから見つけて、どうやって解決していくべきだと思いますか?
― ワウテック 瀬沼

会議に関しては、企業によって会議体をどれくらい持っているかにもよりますが、どこでも当てはまるコミュニケーションというのをビジネスチャットにするというのを、伝えていきたいですね。

未来の話をすると少子高齢化して労働人口が減っていく中で、1人のやらなきゃいけない仕事の量はますます増えていきます。マルチタスク的に業務を進められないと、個人としても企業としても成長していかない。

その中で働くことの意味って西村さんが最初に仰ったように給料を貰うだけではありません。その他にも色々あると思うんですよね。仕事は、コミュニケーションの中に成り立つと思っていて、誰とも関わらずに仕事をするのは、フリーランスであってもできない。
― 西村氏

ありえないですね。むしろフリーランスほどコミュニケーションないとなんですよね。
― ワウテック 瀬沼

なので、コミュニケーションを深く、ライトにとっていく手段としてビジネスチャットは現代におけるベストツールです。

 

マネージャーの業務効率化にもつながる

― 西村氏

HR(人材)の領域には、「エンプロイー・エンゲージメント」を高めることが大切という考え方があります。職場で働くことに対する熱量という意味なのですが、これを無くして成果は出せません。

エンプロイー・エンゲージメントを高めるにはどうすれば良いのか。それは、「エンプロイー・レコグニション」という、その人がやっていることを受け止めるということです。

受け止めた上で、フィードバックをすること。例えば「ありがとう」もそうですし、「すごい!」「こうするともっと良くなるよ!」とかもそうです。そういったフィードバックをすることが大切です。

かつては、こういったコミュニケーションはすべて対面で行われていました。現在でも、マネージャーが部下とのOne on Oneの面談の時間を設ける企業があります。そうなると、マネージャーは18時とか19時ごろまで面談し、自分の仕事はそこから始めることになります。

でも、これはチャットで代替できると思いませんか?

業務中にリアルタイムでフィードバックできるので、面談をそもそもしなくて済むかもしれないですし、確実に時間の削減ができます。100人とか200人の組織で考えた時、チャットを使う費用対効果はとても大きいと思います。

 

後編はこちら
>>>【西村創一朗×ワウテック】ビジネスチャットで生まれる新しいワークスタイル【後編】

 


 

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