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社内インタビュー:リアルな生成AI活用術~開発本部編~

公開日:2025.08.14 更新日:2025.08.14

近年、生成AIという言葉を耳にする機会が増え、ビジネスの現場でもその活用が進んでいます。しかし、生成AIの利用に一歩踏み出せていない方や、業務生産性向上への繋げ方に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

生成AIとは、テキスト・画像・音声・動画・コードなど、新たなコンテンツを創造できる人工知能の総称です。従来のAIが「データからパターンを認識し、分類や予測を行う」ことを主としていたのに対し、生成AIは「学習したデータを基に、人間が作ったかのような新しいデータを生み出す」という点が最大の特徴です。

今回はWowTalkを長くご利用いただいている方にはお馴染み?の開発本部 伍 に、生成AIの“リアルな”活用方法をインタビューを行いました。

さらに、自社製品である「WowTalk AI」について、どのような方におすすめしたいか、そして効果的に活用するためのヒントも教えてもらいました。生成AI×ビジネスチャットというポイントにも注目して解説させていただきます。

質問リスト

①普段の業務の中で生成AIをどのように活用していますか?
②WowTalk AIの活用方法を教えてください。
③WowTalk AIの他社製品との比較や優れている点を教えてください。

生成AIを使いこなすポイントは最初の一歩、好奇心

——社内でも生成AI活用の第一人者である伍さん。WowTalkでも積極的に生成AIに関する情報を共有されていますが、具体的にどのような場面で活用されているのでしょうか?

僕自身は結構コーディングで生成AIを使っていますね。生成AIを使ってツールを自作して、社内のメンバーが使ってもらえるように社内ポータルにアップしています。最近では、営業チームに同行することもたまにあるので、商談のアイスブレイクのネタを考えてくれるツールを作成しました。通常だと1週間くらい掛かってしまうようなものが、生成AIを使うことで40分くらいで制作できたと思います。

——開発本部内でも「生成AIに積極的に触れる」という方針があるのでしょうか?

生成AIの活用によって、開発本部では自分たちでツールを作成する文化が浸透してますね 。実は、非エンジニアのテクニカルサポートのメンバーが生成AIを使ってツール開発した例もあって、ユーザーからの問い合わせ履歴を生成AIに読み込ませることで、問い合わせ履歴の傾向やキーワードを抽出し、FAQページの改修に繋げる仕組みを作っています。こういう感じでやり方は教えましたけど、アウトプットまでもメンバー自身でやってくれたので、自分の周りで見れる範囲では生成AIを使いこなす仲間をどんどん増やすことが必要だと考えて日々工夫しています。

——生成AIを使うコツってありますか?

コツというか日本の中小企業で生成AIを活用しているのってほんの数パーセントと言われていて、まだまだ浸透していないんですよね。その活用できている人といない人の差って知識とかではなくて、本当にあと一歩を踏みだす好奇心とかかなって。そういう好奇心みたいなガソリンがないと今の業務を改善するために生成AIを使ってみようという気持ちになれないと思いますね。自分が興味あることや自分がやる気になれることを生成AIと上手く紐づけていくことが大事だと思います。

どんな問題が発生したかをWowTalkのトークからAIが抽出

——WowTalk AIに絞っての業務活用でいうとどんなシーンで利用していますか?

各製品ごとのトークグループが存在しているのですが、トーク内容をすべてリアルタイムで追うのが難しいときもあって、ひと段落してからWowTalk AIのAIサポートから「ぶっちゃけ、最近何がありました?」と送ることでWowTalk AIにトーク内容をまとめてもらっています。いつどんな時に何が起こったかの経緯が知りたいので、ビジネスチャットに付帯する生成AIならではの使い方ですよね。

直近のリリースでは、これが複数のトークグループを横断して情報を抽出できるよう機能を拡張していく予定です。なので、1日のまとめだったり自分が休みだった日のトーク内容が生成AIで抽出できるようになります。

生成AIの活用で「人を変えずに業務を効率化」

——WowTalk AIの魅力ってズバリ何でしょうか?

業務の立場的に、色々な部署から製品に関する問い合わせがWowTalkで送られてくるのですが、そのまま質問をWowTalk AIに投げて、それを回答として返信することもあります。ユーザビリティ的に何か別のツールを介さないで、普段使っているコミュニケーションの中で完結できるというのがWowTalk AIを使うメリットだと思います。

——その場合、質問者が伍さんを介さずに直接WowTalk AIに聞くという方法もあると思いますが、そのようにしない意図はあるのでしょうか?

人とコミュニケーションを諦めないというか。もちろん「すべて生成AIに聞いて」と言えば解決するのですが、生成AIを活用することで「人を変えずに」業務を効率化できるようになったというのが答えですかね。すべて生成AIに聞いて自己解決できる人も社内にいると思いますけど、相手に「生成AIを使え」と強制するよりも自分の回答業務を裏でAIにサポートしてもらうことでお互いハッピーになれるという考えも最近あります。

——管理的な面で優れたポイントはありますか?

スモールスタートで利用できるというのが大きいと思います。例えば、管理画面のカスタマイズ機能でWowTalk AIの利用を限定的にすることで、大規模な導入をせずともまず部署単位などでの小規模な利用を簡単に始められるので、予め操作を確認してから全社拡大していくのもポイントですね。

——WowTalk AIをどのような方に使って欲しいですか?

WowTalkは元々、特定の業種にこだわらず、ノンデスクワーカーや多様な働き方に向けて日々展開しているビジネスチャットなので、「日常的なコミュニケーションに寄り添うAIツール」を求めている人に使って欲しいと考えています。業務効率を劇的に改善することだけを目的とせず、まずは日常業務の中でAIと協業する体験を気軽に試して欲しいという想いもあります。

まとめ

伍さんの生成AIに対する熱い気持ちが伝わってくるインタビューでした。最初から「生成AIで業務を効率化しよう」と意気込むことも大切ですが、まずは生成AIに触れてみよう、使ってみようという好奇心も重要だと感じました。

WowTalk AIは、ビジネスチャット「WowTalk」上で利用できる、大規模自然言語モデル「ChatGPT」を活用した生成AIチャットサービスです。トークグループのやり取りを解析し、会話内容の要約・TODOの整理・業務進捗のまとめなどを行うことができる「トークに対するAIサポート機能」や、登録ファイル内の画像を読み取り、画像付きで回答を生成する「画像付き回答機能」など、WowTalkの利便性を高め、業務をさらに効率的にする豊富な機能を搭載しています。

本コラムが、生成AIおよびWowTalk AI活用を検討する際にお役に立てれば幸いです。

<WowTalk AIに関するお問い合わせ・お申し込みはこちらから>
WowTalk AI紹介ページ:https://www.wowtalk.jp/functions/ai.html
無料トライアルのお申し込み:https://www.wowtalk.jp/contact/entry.html
WowTalk製品資料ダウンロード:https://www.wowtalk.jp/form-dl-wt-document.html

※ワウテック株式会社は2023年9月1日にグループ会社であるキングソフト株式会社と合併いたしました。

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