公開日:2019.05.21
WowTalkユーザー会「第3回 WowTalk MeetUp」イベント開催レポート |(4月19日)
◆【大盛況】WowTalkユーザー会を実施!
2019年4月19日(金)、東京都・銀座にあるカルチャー発信スペース「Basement GINZA」にて、ワウテックが提供する利用社数5,000社超を誇るビジネスチャット・社内SNS「WowTalk(ワウトーク)」の第3回目となるユーザー会「WowTalk Meet Up(ミートアップ)」を開催いたしました。
今回のユーザー会では、WowTalkをご利用のユーザー企業様の活用事例の紹介のほか、4月19日に発表した日本たばこ産業株式会社との新たな取り組みについても、お話しました。
さらには、弊社が掲げている製品コンセプトへの想いやその概念を踏まえた上で設定された最新の開発ロードマップ、新サービスのご紹介など盛りだくさんの内容でお届けしました。
この記事では、当日の様子をダイジェストでお届けします。
◆ セミナーの詳細
〈イベントプログラム〉
1. オープニングスピーチ
2. 日本たばこ産業株式会社(JT)× ワウテックの取り組みについて
3. 西村創一朗 氏 スペシャルセッション
4. WowTalk 導入事例トーク
└ 4-1 鹿島建設株式会社(東京建築支店) 様
└ 4-2 株式会社福しん 様
5. 開発ロードマップのご紹介
6. 懇親会
今回のMeetUpで行われるトークセッションでの質疑応答は、当イベント限定でWowTalkの特設アカウントを作成しトークグループでも募りました。
◆1. オープニングスピーチ
ワウテック 代表取締役社長 瀬沼悠
WowTalkユーザー会「第3回 WowTalk MeetUp」オープニングスピーチでは、弊社の代表取締役社長の瀬沼悠から開催にあたっての御礼と会の趣旨に関してお伝えいたしました。
▼ワウテック 代表取締役社長 瀬沼悠のコメント抜粋▼
「WowTalkは2014年3月から開始し、今年で5周年となりました。そして、丸5年が経過し、6年目に突入しました。それと同時に、5,000社を超える企業様に導入いただきました。皆様の日々のご協力、ご支援を頂いているからだと思っています。この場を借りて御礼を申し上げさせていただきます。ありがとうございます。
また、ユーザー会は第3回目ということで、今回は50名を超える方にお越しいただくことができました。今回、広い業界の方々にご参加いただいておりますので、ぜひお客様同士で交流を深めていただき、そして、弊社の者もおりますので、WowTalkに関するご意見やご要望をいただければ幸いです」
◆ 2. 日本たばこ産業株式会社(JT)×ワウテックとの取り組みについて
日本たばこ産業株式会社 たばこ事業本部 セールスグループ AP推進部 課長 有澤龍佑 様
ワウテックは、WowTalkユーザー会の開催日である2019年4月19日に、日本たばこ業株式会社(以下、「JT」)との協業を発表いたしました。
そこで、今回はユーザー会の場を借りて、JTとワウテックが協業することで具体的にどのような取り組みをしていくのか、同社 たばこ事業本部 セールスグループ AP推進部 課長 有澤龍佑 様と弊社のビジネス戦略部 部長 壁本典之からお話させていただきました。
働き方改革が推進される中、“喫煙”という文化の中に「たばこを吸う人と吸わない人との間にある壁」に着目しました。ここには、コミュニケーションの壁や、喫煙所へ移動する中で発生する時間的なロスなどがあります。
それらを解決すべく、JTでは、従来の紙巻たばこと比べて大幅に“におい”を低減し、周囲への迷惑を軽減し、たばこを吸われる方と吸われない方が共存できる環境の整備と、低温加熱型の加熱式たばこ用デバイス「Ploom TECH(プルーム・テック)」、及び「Ploom TECH+(プルーム・テック・プラス)」の提供を行っています。
ワウテック ビジネス戦略部 部長 壁本典之(写真右)
ワウテックでは、「ビジネスシーンにおけるコミュニケーションに新しい”価値”を提供する」という想いから、働き方改革において注目されているビジネスチャット・社内SNS「WowTalk」を開発・販売し、顧客企業の社内コミュニケーションの活性化を推進しています。
また、WowTalkでは、「Communication-Rebuild(コミュニケーションの再構築)」というサービスコンセプトを掲げ、「言語」「個性」「距離・時間」「温度・感情」「経験」という5つの視点からビジネスにおけるコミュニケーション課題をゼロに導くことを目指しています。
今回の協業では、以下の内容を行うことを発表いたしました。
1. JTとワウテック各々が行っている、オフィス環境改善や、コミュニケーションの活性化に関する取り組み内容を、双方の顧客企業へ紹介
2. 働き方改革等をテーマにした展示会への協働出展
3. ワウテックのビジネスチャット・社内SNS「WowTalk」ユーザー会においてJTの取り組み内容を紹介
お互いのビジネスを理解し、両社の視点から働き方改革の推進を目指してイベントなどの取り組みを実施して参ります。
◆ 3. 「働き方改革関連法」で何が変わる?2019年の対応ポイント|西村創一朗氏 スペシャルセッション
株式会社HARES 代表取締役社長 / ワウテック エヴァンジェリスト 西村創一朗 氏
アジェンダ
・自己紹介
・何が変わり、何をしないといけないのか?
・大企業が優先的に対応すべき「3つ」の項目
・本格的に働き方改革を進めないと罰せられる可能性が高い時代に
・「本質的」な働き方改革が求められる時代に
・限られた時間の中でいかにコミュニケーションロスをなくすか?
株式会社HARES 代表取締役社長であり、当社のエヴァンジェリストである西村創一朗 氏にスペシャルセッションとして「 『働き方改革関連法』で何が変わる?2019年の対応ポイント」というテーマで登壇いただきました。
2019年4月1日から施行された働き方改革関連法には、残業時間の「罰則付き上限規制」、「有給休暇取得の義務化」を始め、従業員の長時間労働の是正を目的とした項目が設けられています。施行の時期は大企業が優先されることから、今回のトークでは大企業向けの働き方改革関連法への対応についてを中心に展開されました。
働き方改革関連法の規定をはじめ、基礎知識の解説ののち「対応が進んでいない企業が対応すべきこと」として、西村氏は下記を挙げました。
・出退勤記録手法を決める
・勤務時間申請ルールを決める
・客観的な労働時間申請手法の確立
アナログな勤怠管理方法や申請が属人化するルールを改善し、従業員一人ひとりの労働時間を正確に把握することが重要と述べています。
また、4月に新たに創設された高度プロフェッショナル制度に関しても触れており、該当する職種や条件、従業員を同制度の対象とする場合に気をつけるべきポイントなどについてもお話いただきました。
今回、働き方改革関連法について解説をした西村氏は、「法律が施行されるから粛々と対応するのでは、本来の働き方改革の実現とはいえない。制度へ対応するとともに、限られた時間の中でいかに仕事を充実させるか、従業員が幸せに働けるのかを考える機会を作ることが大切」と述べ、スペシャルセッションを結びました。
◆ 4. WowTalk導入企業様によるご活用事例トーク
◎4-1. 鹿島建設株式会社様
アジェンダ
・会社概要
・WowTalk導入背景
・WowTalkを選択したポイント
・WowTalkの活用と効果
・運用のポイント
・今後に期待する機能
WowTalk導入企業様によるご活用事例トークでは、まずはじめに鹿島建設株式会社 東京建築支店(以下、「鹿島 東京建築支店」)の建築工事管理部 生産推進サポートグループ 為廣愛美 様にご登壇いただきました。
同社は、建築から土木、開発事業など様々な現場で関係会社との連携を図り工事を進めていきます。安全に取り組むためには、現場ごとに関係者同士で情報共有を行う必要があり、その手段としてWowTalkをご活用いただいています。
鹿島 東京建築支店 建築工事管理部 生産推進サポートグループ 為廣愛美 様
WowTalkを導入いただいた背景として、リアルタイムにコミュニケーションでき、テキスト、写真、音声と様々な連絡手段が取れることからより正確に情報を伝えられることが挙げられます。
例えば、危険が伴う現場であれば、足場や資材置き場の状況を写真で伝え、対応指示をWowTalkで実施。そして、該当する関係会社が対応を行うなど、WowTalkを通して「現場のチーム連携強化」を実現したのです。
▶鹿島 東京建築支店様のWowTalkの活用方法はこちらからもご確認いただけます。
◎4-2. 株式会社福しん様
アジェンダ
・会社概要
・WowTalk導入前について
・感じていた課題
・なぜWowTalkを選定したのか
・期待していた効果
・期待以上の効果
・運用上のポイント
・今後のWowTalkへの期待
続いて、株式会社福しん(以下、「福しん」)代表取締役 高橋順 様にご登壇いただき、WowTalkのご活用事例をお話いただきました。
福しんは、東京都内に33店舗のラーメン定食チェーン店を展開しています。同社では、従業員のコミュニケーションツールとしてWowTalkをご活用いただいております。
当初は、PCメールや携帯電話のメールを利用してコミュニケーションを図っていたものの、セキュリティや受信設定などで「届いているのかわからない」というのが大きな課題となっていました。そこで、ビジネスチャットWowTalkの導入にいたります。
株式会社福しん 代表取締役 高橋 順 様
WowTalkのトーク機能には「既読/未読」が搭載されており、これにより「連絡が届いたのか」を正確にかつすぐに気づくことができるようになりました。また、飲食店という業界ならではの課題である、「勤務時間の差」によるコミュニケーションロスも解消しました。
例えば、電話であれば「夜中(早朝)に連絡するのは悪いな…」と躊躇する場面でも、「Wow(ワウ)を送ったので翌朝ご確認ください」のように、相手の時間を奪わず迅速に連絡が取れるようになったのです。
また、そのほかにも外国人の従業員採用時に、名前の表記間違いや、口頭での聞き間違いといった問題をクリアにするためにもご活用いただいています。
▶福しん様のWowTalkの活用方法はこちらからもご確認いただけます。
◆5. 開発ロードマップのご紹介
ワウテック 技術開発部 部長 伍陸
日頃、お客様から寄せられるご意見やご要望を取り入れて開発が進められている「新機能」に関して、“初公開”という形でユーザー会参加者限定で発表する、開発ロードマップ紹介。
毎度盛り上がりをみせる当コーナーは、弊社の技術開発部 部長の伍陸(う・りく)からお話しさせていただきました。
今回のメインは、開発中の機能2点についてでした。詳細はリリース後にサービスサイトにてお知らせさせていただきます。しばしお待ちください。
◆まとめ
ワウテックでは、WowTalkユーザー会「WowTalk Meet Up」を通じて、新たなビジネスチャットの活用方法・その可能性というのをお伝えしていきたいと考えております。
その上で、今回のユーザー会では、実際にご利用いただいている企業様の事例や専門家による講演などから、参加していただいた方々に1つでも多くの気づきを感じていただければ、という想いでイベントを開催させていただきました。
今回ご登壇いただいた2社の企業様は、電話やメールだけでは既存の業務に課題が生じていたことをキッカケにビジネスチャットというツールを活用することで課題解決へとつなげられています。さらに、より良い働く環境作りのために、企業様ごとに独自のご活用方法を考案されていました。
私たちは、このようなご利用企業様からいただくご意見をもとに製品開発に取り組んでいければと考えております。
ご来場いただいたお客様の多くは異なる業種です。しかし、その中で「新しい働き方」を目指して試行錯誤する、ある種の「共通のビジョン」を持っている方々でぜひ交流を深めて頂けたとしたら、私たちとしても大変嬉しく思います。
当社では「ビジネスに新しい驚きを」というミッションのもと、皆様のビジネスに貢献できることを目指して製品開発に取り組んで参ります。この度は、ご多忙のところお越しいただき誠にありがとうございました。
第4回ユーザー会の準備もまもなく始動します。次回は2019年秋を予定しております。乞うご期待ください。
参考:
4月19日、WowTalkユーザー会「第3回 WowTalk Meet Up」開催決定!