株式会社NAAリテイリングは、成田国際空港株式会社の子会社として、主に成田国際空港における免税店「Fa-So-La」の運営をおこなっています。現在では、成田空港のリテール売上のシェア率が50%を超えるなど、空港ショッピングのリーディングカンパニーとして革新的な成長を遂げています。

今回は、株式会社NAAリテイリング 澤田 幸憲 様、 加瀨 麻実 様、結城 万捺 様、榎本 優美 様にWowTalk導入の背景から利活用方法までを伺いました。

※当インタビューは、新型コロナウイルス対策として写真撮影のみマスクを外し、短時間で実施いたしました。

*2023年2月時点
**所属および役職は取材当時のものです

DXの一部として業務効率化に向けた動きが加速、WowTalkはその第一歩

― ワウテック担当者

ビジネスチャットの導入を検討されるにあたり、どういった背景があったのでしょうか？

— 株式会社NAAリテイリング 澤田 幸憲 様（以下、「NAAリテイリング 澤田 様」）

ご想像の通り、新型コロナウイルスの影響で成田国際空港自体にも大きな影響があり、休業を余儀なくされる店舗が数多くあったものの、営業を継続していた店舗では、店舗内での感染拡大が起こらないようスタッフがグループ分けされ、互いに交わらないようにシフトが組まれることで、かえってコミュニケーションがとりづらい状況が発生していました。

― ワウテック担当者

シャドーITの利用は、多くの会社でも課題になっていると思います。その中でも、WowTalkに選定いただいた時のお話をお聞かせください。

— NAAリテイリング 澤田 様

代理店を通して、WowTalkをご紹介いただきました。成田国際空港という国のインフラに関わる場所柄、ツールの導入には厳密な審査が必要となっています。当然ながら他のツールとの比較検討をおこないましたが、セキュリティ面での優位性もあり、最終的にはWowTalkの導入に至りました。個人的にも、管理画面から細かいセキュリティの設定ができるのは安心して使えるポイントだと感じています。

気象情報やシフト変更など、緊急を要する情報をWowTalkで共有

― ワウテック担当者

導入いただき、現在は具体的にどういった利用をされていますでしょうか？

— 株式会社NAAリテイリング 加瀨 麻実 様（以下、「NAAリテイリング 加瀬 様」）

私が普段勤務しているコスメや香水の販売店舗では、出勤したスタッフからバックヤードにあるスマートフォンを携帯し、一人ひとりWowTalkにログインしています。

業務でのWowTalkの活用例はいくつかあるのですが、まずは「気象情報やシフト変更の連絡」です。この2点は部門グループでやり取りをおこなっているのですが、緊急を要する内容が多いため、トークを送っておけばいつでも誰かが確認できるという安心感があります。

二つ目に、責任者から店舗全体に情報を伝達する手段として利用しています。イレギュラー発生時など、全員に周知したい内容や、店舗の責任者のみが所属するトークグループから降りてきた情報などをメンバーに共有しています。

最後に、これは私の所属する店舗での活用法になるのですが、シフトの公開は共有機能を利用しています。公開先を店舗の部門グループにすることで、閲覧できるメンバーも限定できますし、何より変更がある度に人数分を印刷して配布する必要がなくなったので、紙のコストと手間が大幅に減りました。

― ワウテック担当者

総務課ではどのような使い方をされていますか？

— 株式会社NAAリテイリング 結城 万捺 様、榎本 優美 様

WowTalkの導入に関しては、澤田の所属する経営計画部 IT推進課が担当し、その後は総務課が管理を引継ぎ、社員の入退社時のメンバー追加削除などの対応をおこなっています。

総務課ではそれぞれ業務が担当別に振り分けられているのですが、基本的には総務の部門グループや各業務ごとにグループを作成して情報の共有をおこなっています。

― ワウテック担当者

ありがとうございます。WowTalkを使用する上で、何かルールを設けていますでしょうか？

— NAAリテイリング 澤田 様

ネガティブな内容が送信されないように、「全メンバーへのトーク送信」を制限しています。また、トークに関しては日常や緊急的な業務に関する内容、共有は全体的に周知したいことを投稿するように使い分けをしています。

別の視点からは、サブ管理者に一部管理者権限を付与することで、総務課が担当する管理者に過剰な負担がかからないよう調整しました。

WowTalkの活用で、仕事とプライベートの公私混同を解消

― ワウテック担当者

WowTalkを活用される中で、導入前と比べて改善したことは何かありますか？

— NAAリテイリング 澤田 様

まずは、メールを送るまでもない短いやり取りがWowTalkを活用することで、スマートにおこなうことができるようになりました。わざわざメールでコミュニケーションを図ろうとすると「お疲れ様です。」や「宜しくお願い致します。」といった枕詞が億劫に感じることがあります。そういったものをビジネスチャットなら省略してやり取りをすることができるので、コミュニケーションを簡潔におこなうことに繋がると思います。

— NAAリテイリング 加瀬 様

コロナ禍の出勤日数が限られているときは、個人SNSを利用して連絡を取ることが多かったです。私のように子育てをしながら働いていると、プライベート用のツールを使用することで公私混同することがあり、時間の使い方が難しいと感じることがありました。会社としてオフィシャルなツールが整備されていることで、上手くプライベートと仕事の棲み分けができ、自分の時間を大切にしながら仕事を進めることができるようになりました。

また、WowTalkはいざ使い始めるときも説明書が必要なく、誰かのをマネして使ってみよう！とすぐに取り入れられることも魅力だと思いました。

==

インタビューにご対応いただいた、株式会社NAAリテイリング 澤田 様、加瀬 様、結城 様、榎本 様 ご多忙のところお時間、そして貴重なお話を頂戴し、誠にありがとうございました。今回のインタビューを通じていただいた情報・ご意見を、今後のサービス品質の向上等に役立てていきたいと考えています。引き続き、何卒宜しくお願いいたします。