お客様先へ常駐するエンジニア同士のコミュニケーション活性化!
株式会社エフ・トレード
本記事のポイント
課題
出向中のエンジニアとのコミュニケーションに課題
電話をしてもつながらないことがあった
社内の資料などをまとめる場を作りたかった
導入の
決め手
社内研修不要で導入できるカジュアルな使用感
トークだけではなく、共有など機能が豊富に搭載されている点
自社で想定していた費用に合ったコスト感
効果
異なる場所で働くエンジニア同士のコミュニケーションが活性化
「既読/未読」や「スタンプ」で状況把握がスピーディに
「共有」に各種届出資料をアップロードし、ポータル的に活用
企業の基幹システムから、業務に直接関わるサービスにいたるまで、多くの企業にテクノロジーが浸透している昨今、エンジニアの人材不足が叫ばれています。そのため、数年前とは状況が異なり、これからのエンジニアには、特定の開発スキルに限らず、総合的な能力が求められています。
そして、そうした時代になることを早くから予測し、様々な環境へ柔軟に対応できるエンジニア人材の育成と、上場企業を中心とした企業へのエンジニア派遣を行っている会社があります。その企業こそが、1999年に神奈川県相模原市で設立し、現在は港北区新横浜に本社を構えるシステム開発事業社の株式会社エフ・トレード(以下、「エフ・トレード」)です。
「人×ニーズに合わせて進化する」を提供価値とし、“職人”的なエンジニアを脱し、目まぐるしく変化するIT環境に柔軟に対応する“エンジニアのマルチタレント化”を推進しています。
そうした企業文化の目指す働き方を推進し、エンジニア同士の知見の共有や積極的な交流を行うべく、ビジネスチャットの導入を検討しました。
今回のWowTalk(ワウトーク)導入事例インタビューでは、エフ・トレード 管理部 課長 若山 知子 様、管理部 安部 雄大 様にビジネスチャット導入の背景と、現在の活用方法に関して伺いました。
社員の9割がエンジニア。それぞれの常駐先で働くため意思疎通に課題感
写真左から、株式会社エフ・トレード 管理部 課長 若山 知子 様、管理部 安部 雄大 様
― ワウテック担当者
まずは、エフ・トレード様の事業について詳しく教えてください。
― 株式会社エフ・トレード 管理部 課長 若山 知子 様(以下、「エフ・トレード 若山 様」)
弊社は、主にシステム開発を行っている会社です。
事業部は開発部・営業部・管理部の3部体制で行っているのですが、従業員の約9割が開発部に所属している社員です。とはいえ、お客様の企業へ出向という形で常駐業務を行っているため、開発部のメンバーはほぼ社外にいます。
お客様は一部上場企業を中心に、自動車業界、医療業界、銀行様をはじめ、公共団体様などへ出向し、システムの運用保守業務、開発業務を行っています。
― ワウテック担当者
貴社の業務を進める上でどのような課題があったのでしょうか?
― エフ・トレード 若山 様
開発部のメンバーは、客先常駐で業務を進めているため、本社で働く営業部や管理部と対面で会う機会がほとんどありません。そして、開発部のメンバー同士も担当するお客様により出向する現場が異なるため、コミュニケーション手段が限定的です。電話かメールと限定された手段でやり取りしていました。
急ぎで連絡したい場合、電話を利用するのですが、お互いのスケジュールの都合によっては、そもそもつながらないことがありました。メールだと、すぐに見てもらえるとは限りませんので、リアルタイムなコミュニケーションを如何に取るかが課題と感じるようになったのです。
以前はメールであれば、開封して確認したのかチェックしてましたし、そのやり取り自体が工数になっていました。本来取り組むべき業務が遅れてしまうといったことにもつながりますから……。
― ワウテック担当者
社外の開発部のメンバーとの間に発生するコミュニケーション課題で具体的に困ったことはありますか?
― エフ・トレード 若山 様
例えば、「(懇親会などの)出欠連絡を取りたい」というタイミングで、メンバー間でお互いのメールアドレスを知っているわけではないため、管理部を経由して一斉周知していました。
エンジニア同士が連絡を取り合いたくても、「あまりプライベートとして連絡先を教えたくない」という人もいるので、そのような方法を取っていました。
― 株式会社エフ・トレード 管理部 安部 雄大 様(以下、「エフ・トレード 安部 様」)
そのほかには、届け出用の書類が必要になる場合、個別の連絡を受けて書類データを送付するといったやり方を行っていました。必要に応じてその都度、やり取りが発生するので管理部門と技術者間でお互いに工数が発生していたのです。
トライアル時に感じた使用感や充実した機能が導入の決め手に
― ワウテック担当者
上記でお話いただいたコミュニケーション課題の解決手段としてビジネスチャットの導入を決めたのはなぜでしょうか?
― エフ・トレード 若山 様
簡単かつ素早く連絡が取り合えるという点からビジネスチャットを導入を検討しはじめました。
電話のようにつながらないということもありませんし、メールと違ってひと言で連絡を取り合えるカジュアルさに惹かれました。
また、ビジネスチャットのサービスによってスタンプもあるため、素早く気軽にやり取りができそうだなという期待がありました。
― ワウテック担当者
数あるビジネスチャットサービスからWowTalkを選定いただいた理由を教えてください。
― エフ・トレード 安部 様
当時、名前は失念してしまったのですが、2~3社ほどビジネスチャットを検討していました。管理部門のメンバーでトライアルを実施し、「このビジネスチャットが良いね」という結論にいたったのがWowTalkでした。
トークのような基本的な機能が直感的で非常に使いやすいと感じたのが大きな理由です。
メインで利用する開発部のメンバーは、本社に一斉に集まるということが難しいため、ビジネスチャット導入にあたっての操作説明などをしなくとも簡単に使い始められることが大切だと感じていたからです。
それに加えて、「共有」など付帯する機能が充実していた点も決め手となりました。上記でお話したように、届け出の資料など「皆が必要とするデータ」を集約して、各人がダウンロードできるようにすれば工数削減になるのではといった狙いがあります。
また、幾つか検討したビジネスチャットの中でも、機能が充実していながらも低価格という点も魅力ですね。
異なる場所で常駐するエンジニア同士が積極的にコミュニケーション
― ワウテック担当者
ビジネスチャットを導入し、トライアル時の期待どおりに運用できていますでしょうか?
― エフ・トレード 若山 様
はい。管理部や営業部では業務に関する連絡を取り合う手段として活用が進んでいます。
また、開発部に関しては、それぞれ常駐先の業務や規定があるため業務に関わる機密情報は、(メールを利用していた時から)やり取りしないというルールにしており、エンジニア間でのコミュニケーション用途として活用されています。
まだ導入して間もないため、完全にビジネスチャットにコミュニケーションが移行しているわけではないのですが、すでにエンジニア同士のコミュニケーションが活発になっています。
― ワウテック担当者
エンジニアの方々はどのようなコミュニケーションを取っているのでしょうか?
― エフ・トレード 若山 様
メールと異なり、会社が付与したチャットのアカウントでやり取りができるようになったことで、飲み会の共有なども管理部を介さず、該当メンバーだけで周知できるようになりました。個人のメールアドレスを渡すことなく個別にやり取りができるため、連絡の頻度が増えたように思います。
また、特定のプログラミング言語に関して質問したい人と、そこに知見を持った人が教え合う環境が自発的に生まれたのは嬉しい効果でしたね。
― ワウテック担当者
ビジネスチャットの運用ルールなどは定めているのでしょうか?
― エフ・トレード 若山 様
最初は指針がないと利用が進まないなと思い、「どう活用していくのか」のような運用ルールを決めました。
トークに関しては基本的に「自由に使ってください」というスタンスです。グループを作るのも、個人間で連絡を取り合うのも問題ないというルールで、最近は勤怠の報告に関してもビジネスチャット上で行っています。
ただし、お客様先に常駐する出勤表や業務に直接的に関係する情報のやり取りや個人情報のやり取りはしないルールとして徹底しています。
ビジネスチャット導入により、働き方にプラスの変化が生まれた!
― ワウテック担当者
ビジネスチャットを導入してから感じられた変化などはありますか?
― エフ・トレード 若山 様
社内のコミュニケーションでビジネスチャットを利用しはじめたことにより、誤送信の心配が無くなった安心感は大きいと思います。
例えば、メールであれば、宛先を間違えたら他人、場合によっては、他社の方に送ってしまう可能性がありますから……その点、ビジネスチャットであれば、管理者が発行した会社専用のアカウント同士でやりとりができるため、そうしたリスクに対して必要以上に心配をしなくて済みます。
― エフ・トレード 安部 様
メールからの変化という点では、WowTalkは既読/未読が個人名単位でわかるので、返信がない人が連絡を見ているのか否かというのが簡単に把握できるようになったのは大きな変化だと感じています。
また、ビジネスチャットによって私たちの仕事の仕方が変わってきたなと思います。WowTalkは機能が充実していますよね。早速、当初の期待どおり「共有」を利用して届出書類を設置する場所として、社内ポータルのような運用を始めています。
さらに、WowTalkは任意でトークグループを作成できるので、業務ごとにプロジェクト管理のようにグループを作成しています。「この機能を使ったら、業務が効率化するかもしれない」というように、と、WowTalkの機能を使うことから、業務の仕方を変えていくという流れができています。
― ワウテック担当者
今後どのようにビジネスチャットを活用していきたいと考えていらっしゃいますか?
― エフ・トレード 若山 様
まだ導入して間もないので、様々な機能を試しつつ、今の運用ルールも変化していくものだと思っています。ただ、そこで得られた手応えをもとに、仕事の仕組みに落とし込むことも検討中です。
その一環として、管理部から「暑いので熱中症に気を付けてください」のような本社として全員に周知したい内容の投稿が中心ですが、開発部のエンジニアからも自然と投稿が増えるような環境を作れたらと考えています。
例えば、勉強会やセミナーに参加したエンジニアが学んだことや所感などを投稿する場として活用できれば、コミュニケーションも活性化するのではないかと期待しています。
インタビューは以上となります。
このたびは貴重なお時間を頂戴し、誠にありがとうございました。今回インタビューを通じて頂戴した情報を、今後のサービス品質の向上等に役立てていきたいと考えています。引き続き、何卒宜しくお願いいたします。
- 企業名 株式会社エフ・トレード
- 代表者名 代表取締役 中村 正義
- 事業内容 システム開発事業、コンテンツ開発事業
- 従業員数 100名未満
- URL https://www.ftrade.co.jp/
※ワウテック株式会社は2023年9月1日にグループ会社であるキングソフト株式会社と合併いたしました。
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