社会福祉法人松葉の園は、「明るく、正しく、潤いをもって」の理念のもとに、長年にわたり保育園、児童養護施設、自立援助ホーム、ショートステイ、板橋区放課後対策事業「あいキッズ」を運営しています。

放課後対策事業では、放課後の子どもたちを支援する専門職として、共に笑い、共に学び、子どもたちがありふれた日常の中から「変わらない大切なこと」を一つでも多く感じとれるような支援・場づくりを心掛けています。

今回は、社会福祉法人松葉の園 宮川 淳正 様にWowTalk導入の背景から利活用方法までを伺いました。

※当インタビューは、新型コロナウイルス対策としてマスク着用かつ、ソーシャルディスタンス形式で行い、写真撮影のみマスクを外し短時間で実施いたしました。

子供たちの個人情報の取り扱いから、セキュリティを担保できるツールを検討

― ワウテック担当者

ビジネスチャットの導入以前は、どのように社内でやり取りをされていましたか？

— 社会福祉法人松葉の園 宮川 淳正 様（以下、「松葉の園 宮川 様」）

WowTalk導入前は主に電話とメールでの情報共有をおこなっていました。しかし、どちらも連絡を取る際に相手の時間を奪ってしまうという問題がありました。また、一部個人SNSの利用もあったのですが、子供たちの状況共有をおこなわなければいけない観点から、個人情報の取り扱いに関する懸念が高まり、ビジネスチャットの検討に繋がりました。また、「広報活動」という観点からも、自らのビジョンや情報発信を効率的におこないたいというのも理由の一つです。

― ワウテック担当者

WowTalkに選定いただいた時のお話をお聞かせください。

— 松葉の園 宮川 様

広報部門のアシスタントにアルバイトのスタッフがいるのですが、「社内SNS」という言葉をキーワードに、ビジネスチャットを色々比較検討してもらいました。3社程他のツールとの比較をしたのですが、「友達感覚でやり取りをし過ぎない」「何のコミュニケーションか明確にする」「やり取りできる範囲を限定するパーティション機能を活用」というところを重視し、情報共有のしやすさ・カスタマイズ機能の充実さからWowTalkの導入に至りました。

WowTalk運用マニュアルを配布し、利用者が迷わない工夫を

― ワウテック担当者

役職に関係なく、一丸となってプロジェクトを進めることは良い取り組みですね。導入いただき、現在は具体的にどういった利用をされていますでしょうか？

— 松葉の園 宮川 様

現在、板橋区内に当法人が受託・運営するあいキッズは3校あり、基本的には学校ごとにパーティション機能を使いつつ、必要なグループは都度作成しています。その中でも各校ごとに「情報共有グループ」を作成しており、細かい情報共有や共有からシェアされてきた内容を都度確認しています。

― ワウテック担当者

貴社ならではの使い方やルールはありますか？

— 松葉の園 宮川 様

WowTalkは、放課後対策事業「あいキッズ」の常勤の社員・アルバイトのスタッフにIDを付与し、利用の際は、運用時間や使用にあたっての留意事項を明記した社内SNS運用ガイドラインを配布しています。また、プロフィールのアイコンは各自の顔写真を設定してもらうようにしており、この顔写真設定方法も手順をスクリーンショットにまとめた資料にして、各職員が迷わない工夫をおこなっています。

― ワウテック担当者

運用ガイドラインがあると、入社したばかりの方でもコミュニケーションが取りやすくなりますね。
その中で、WowTalkを利用する際のルールなどは設けていますか？

— 松葉の園 宮川 様

共有機能については、事前にエクセルで用意している運営状況・問い合わせ対応に関するテンプレートを活用して、日報を共有するようにしています。投稿した共有は、各校ごとの情報共有グループがあるので、そちらにシェアをしていつでも見返せるようにしています。子供たちは午前中は学校に登校し、午後からあいキッズを利用するため、スタッフは投稿された共有を午前中に確認しています。子供の来室に備えて事前に状況を把握しておくことは、全員が同じレベルの情報量で子供の変化について行くための重要なアクションだと感じています。

WowTalkでのコミュニケーションは、対面の会話を充実させる第一歩

― ワウテック担当者

WowTalkを活用される中で、導入前と比べて改善したことは何かありますか？

— 松葉の園 宮川 様

正直申し上げると、WowTalkがない時代には戻れないです。ただし、ビジネスチャットは便利と感じている一方で、それと同時にオフラインでの会話や情報共有も大切にしたいと思っています。そのために、WowTalkを活用することで、トピックスや会話の見出し部分が自然と共有できるので、対面での会話も非常に豊かになったと感じています。

また、予想外の活用だったのですが、退職する社員に向けてある社員がサンクス機能内の「レター」を送っていました。

― ワウテック担当者

ありがとうございます。今後、どのようにWowTalkを利用していきたいと考えていますか？

— 松葉の園 宮川 様

先ほどお伝えした通り、ビジネスチャットなどのオンラインでのコミュニケーションがあってのオフラインがあると思っています。WowTalkはオフラインを充実させるための一つの変革として波及させていきたいと感じています。

また、WowTalkはクローズドな環境で利用することが一つの魅力ですが、縦の繋がりだけでなく、横の繋がりも作れるようなツールになったらいいなと思います。

==

社会福祉法人松葉の園 様のインタビュー記事は、以上となります。

インタビューにご対応いただいた、社会福祉法人松葉の園 宮川 様ご多忙のところお時間、そして貴重なお話を頂戴し、誠にありがとうございました。今回のインタビューを通じて頂いた情報・ご意見を、今後のサービス品質の向上等に役立てていきたいと考えています。引き続き、何卒宜しくお願いいたします。